CBDの効果にエビデンスはあるのか?


医療分野では「エビデンス」という言葉がよく使われるようになりました。

エビデンスとは「科学的根拠」のことです。

多くの患者さんに効果のある治療法を選択してもらうための指標として用いられています。

医療分野でも注目されている成分がCBDです。

では、CBDにエビデンスはあるのでしょうか。


CBDについて

CBDとはCannabidioの略です。

大麻草に含まれる80~114種類ほどのカンナビノイドの一種です。

大麻草に含まれるカンナビノイドの一種にTHCという成分があります。

THCはマリファナの主成分であり、摂取をすると向精神作用を示し、幻覚や幻聴が現れることもあります。

CBDはTHCとは違った成分で向精神作用はありません。

日本の法律ではTHCを禁止していますが、CBDの規制は行われておらず、日本国内ではCBDを配合したオイル、リキッド、チョコレート、グミなどが販売されています。

日本で販売されているのは、日本国内の法律で規制されていない大麻草の成熟した種子や茎から抽出した成分を使用しています。

また、海外ではCBDを使用した医薬品が承認されています。


CBDにエビデンスはある?

いくつかの疾患に関してはCBDの有効性を示唆する研究報告がされていますが、これらは小規模な研究がほとんどです。

科学的根拠を得るためには、大々的な研究が必要です。

数十人を対象とした研究を1,2例程度行っただけでは科学的根拠があるとはいいにくいのです。

これまでに報告されているCBDの研究は、皮膚がん2件、線維筋痛3件、つわり1件、かゆみ3件、偏頭痛3件などです。

質の高い研究結果を得るためには、もっと多くの研究数が必要です。

また、偏りのあるエビデンスも存在します。

実験や調査は世間のすべての人を対象としているのではなく、その中から特定の人を選んで行われています。

実験結果が望むものになるように、意図的に対象者を選別している可能性は否定できません。

このような研究では研究結果に偏りがでてしまいます。

実験結果に偏りが出ないように工夫することが望まれるのはもちろんですが、エビデンスを利用する際には偏りを排除できているか考慮することも大切です。


糖尿病のリスクを下げる?

イスラエルの研究者らによって2006年に発表された研究では、非肥満糖尿病マウスにCBDを投与したところ、糖尿病の発症リスクが下がったと報告されています。

糖尿病は合併症が怖いといわれています。

高血糖状態になることで血管や組織に負担をかけてしまい、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症などの合併症を発症することがあります。

齧歯類を用いた試験では、CBDが慢性炎症性や神経障害性疼痛を抑制する働きが示唆されています。

このことから、糖尿病による神経障害にも働きがあるのではないかと期待されています。

しかし、これらの試験では、マウスにCBDを投与しており、まだヒトでははっきりとした研究結果がでていません。

マウスとヒトでは遺伝子的に違う部分があるので、マウスに当てはまるものがヒトにも当てはまるとは限りません。

ヒトでのエビデンスを得るためには、ヒトを使った試験が必要です。

これからの研究が期待されます。


副作用の心配はないの?

エビデンスがはっきりしているとしても、副作用が強く出てしまうようでは成分を使い続けることが難しくなってしまいます。

CBDは忍容性が高く、安全性のある成分だといわれており、1日1500mgていどまでなら摂取しても問題ないとされています。

しかし、体質には個人差があるので1日1500mg以下であっても副作用がでてしまう可能性があります。

倦怠感、下痢、食欲の変化などが現れることもあります。

また、CBDを配合している医薬品のエピディオレックスの添付文書では、眠気、不眠、睡眠の質の低下、食欲低下、下痢、倦怠感などの注意喚起がされています。


CBDの摂取方法

安全だといわれているCBDですが、副作用のリスクがゼロではありません。

副作用が出ないようにするために、初めて摂取をする際には少ない量から始めましょう。

CBDオイルのようなスポイト式のものだと量を調整しやすいです。

体の調子を見ながら量を調整してください。


▼YouTubeでも動画解説中

CBDは空腹時に摂取しても良いの?効果的な摂取タイミングとは


CBDの働きを最大限に引き出すためには、摂取するタイミングが重要です。

医薬品の場合は空腹時、食後など服薬するタイミングが示されていますが、CBDにはそれがありません。

どのタイミングで摂取したらよいのか迷ってしまうことでしょう。

ここでは、CBDの働きを引き出すための摂取のタイミングや空腹時に摂取するメリットを紹介します。


CBDってどんな成分

大麻草には少なくとも80種類のカンナビノイドが含まれているといわれています。

カンナビノイドとは、麻に含まれる化学物質の総称です。

CBDはその中の一つです。

大麻草にはTHCという成分も含まれています。

THCはマリファナの主成分で、受容体への感受性が高く、幻聴や幻覚を引き起こす成分です。

向精神作用があり、日本の法律では規制されています。

一方、CBDにはそういった働きはありません。

向精神作用はなく、WHOは安全性を認めています。

日本の法律では規制されていません。

また、THCとは抽出する部位が違い、CBDは日本の法律で規制されていない麻の成熟した種子や茎から抽出を行っています。

抽出したものからはTHCを完全に取り除く、THCを含んでいないことが第三者機関によって確かめられています。


CBDは油と一緒に摂取するとよい

ビタミンやミネラルのサプリメントの場合、胃の働きが活発になっている食事中や食後に摂取をすると吸収率が高まります。

逆に食事中や食後だと吸収が妨げられてしまう成分もあります。

アミノ酸は、運動前に摂取するとよいもの、運動後に摂取するとよいものがあります。

プロテインにはホエイ、大豆、カゼインなどがあり、それぞれ吸収スピードが違うので、どのタイミングで摂取したらよいのかも違います。

CBDの場合は、脂質が多い食事と一緒にCBDカプセルを摂取することで、空腹時の摂取に比べて4倍の吸収率になったとミネソタ大学の研究で報告されています。

CBDは油になじみやすい性質があります。

CBDオイルはココナッツオイル、MCTオイル、ヘンプオイルなどをベースにしてCBDを配合していますが、これはCBDが油になじみやすいからです。

脂溶性の成分は油と一緒に摂取をすると吸収率が高まります。

ビタミンAやビタミンEは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂取をすると吸収がよいです。

CBDもこれと同じことがいえそうです。


CBDは空腹時に摂取してもよい?

脂質を多く含む食事と摂取すると吸収率が高まると聞くと、空腹時には摂取しない方がよいように感じてしまうことでしょう。

しかし、空腹時に摂取してはいけないわけではありません。

食事と一緒に摂取をすると吸収率が高まったのは、脂質を一緒に摂取したからです。

つまり、CBDを摂取する際に脂質も一緒に摂れば、空腹時でも吸収率が高まることが期待できるのです。

CBDオイルは油を使用しているので、脂質と一緒にCBDを摂取することができます。

そのため、空腹時でも吸収がよいことが期待できます。

CBDカプセルの場合は、オイルをカプセルに閉じ込めているものならCBDの吸収がよくなることが期待できそうです。

リキッドはCBD入りの液体を蒸気にして吸引するものです。

蒸気には脂質は含まれていないので、リキッドの場合の吸収率はわかりません。

しかし、肺に長くとどめておくことでCBDの吸収がよくなるといわれています。


空腹時に摂取するメリット

寝つきが悪いときには、就寝前にCBDを摂取するとよいといわれています。

就寝前に脂質が豊富な食事をすると翌朝の胃もたれが気になります。

夕食の際に摂取をする場合だと、就寝前でに間が空いてしまいます。

空腹時にも摂取できれば、就寝前にたっぷりとした食事を摂ることなく、CBDを摂取することが可能となります。

仕事中にイライラしているとき、リフレッシュしたいときにもCBDが役立ちます。

仕事中はたいていお腹が空いているのではないでしょうか。

そういったときも手軽にCBDを摂取できます。

また、食事と一緒だと食品に含まれる成分によってCBDの吸収が妨げられてしまう可能性があります。

とくに食物繊維の大量摂取は、微量栄養素の吸収を妨げるといわれています。

空腹時ならそういった心配がありません。


▼CBDを摂取するタイミングについて動画で解説


CBDはヘルニアに効果的なのか?痛みの緩和やCBDの使い方


長時間のデスクワークや立ち仕事で腰や背中に痛みを覚える人は少なくありません。

ひどい場合はヘルニアを発症してしまうこともあるようです。

CBDは痛みへの働きが期待できるといわれている成分です。

ここでは、CBDの痛みへの働きや使用方法を紹介します。


ヘルニアとは

ヘルニアとは、臓器や組織の一部が組織のすき間を通って本来あるべき場所ではない位置にはみ出ている状態のことです。

ヘルニアには、内ヘルニアと外ヘルニアがあります。

内ヘルニアとは腹部の内側に起こるヘルニアのことです。

内臓が本来あるべき場所から脱出していますが、腹部の内側なので外から確認することはできません。

外ヘルニアは腹部の外側に脱出したもので、外から確認することができます。


ヘルニアにはいろいろな種類があります。


食道裂孔ヘルニア

食道が横隔膜を貫く食道裂孔と呼ばれる通り道があります。

この部位は加齢によって組織の脆弱化によって広がってしまうことがあり、腸や胃が胸腔内に飛び出した状態を食道裂孔ヘルニアといいます。


鼠径ヘルニア

脚の付け根は鼠径輪という孔があります。

ここから腸の一部が脱出したものが脚の付け根にある鼠径輪です。

脱出した腸管を体の外側から触ることができます。


椎間板ヘルニア

よく名前が知られているものが椎間板ヘルニアではないでしょうか。

背骨は椎骨が積み重なったような構造をしています。

椎骨と椎骨の間には、クッションの役割をしている椎間板があります。

椎間板の一部が飛び出た状態が椎間板ヘルニアです。

飛び出た部分が周囲の神経に触れて痛みが伴います。


さまざまな種類のヘルニアがありますが、多くの場合は筋肉や組織が脆弱化をして組織を支えられなくなることが原因です。

筋肉や組織の脆弱化は、加齢や繰り返し動作によって引き起こされます。

椎間板ヘルニアの場合は、立ったり座ったりの動作の繰り返しによって負担がかかることが原因ではないかといわれています。

座ったまま前かがみになる姿勢をすると、体重の2.5倍の負荷がかかります。

こういった繰り返しが椎間板の変性を引き起こし、椎間板ヘルニアにつながると考えられます。


CBDとは

CBDは大麻草から抽出されるカンナビノイドの一種です。

大麻草には80~114種類ほどのカンナビノイドが含まれているといわれていますが、大麻草によってはカンナビノイドの約40%をCBDが占めることがあります。

人間には恒常性を保つ役割を果たすエンカンナビノイドシステム(ESC)というものが備わっています。

ESCは体温調整、食欲、睡眠、運動機能など、さまざまな活動にかかわっています。

CBDはESCに働きかけて、体のバランスを整えるサポートをすることが期待されています。

CBDはオイル、リキッド、カプセルのサプリメント、CBD入りのチョコレートやグミなどから摂取できます。

CBDを配合したクリームや化粧水を使えば、体の外側からCBDでケアすることも可能です。


CBDはヘルニアによい?

CBDには痛みを抑える働きが期待できます。

ESCは痛みにもかかわっているシステムです。

CBDはESCに働きかけるので、痛みを抑える働きが期待できるのです。

痛みを抑える場合、痛みを抑え過ぎてしまうと問題になることがあります。

感覚がなくなってしまうようだと日常生活に支障がでます。

CBDの場合は適切な範囲に戻すといった働きをします。

そして、副作用の心配がほとんどありません。


CBDの使い方

口から摂取する方法と肌に塗る方法があります。

口から摂取する場合、オイルを利用することが一般的です。

スポイトを使ってオイルを舌に数敵垂らし、その状態を1分ほど保ちます。

その後にCBDオイルを飲み込みます。

オイルは飲み物に加えることも可能です。

運転前や運転中には摂取しないでください。

CBD配合のクリームは痛みが気になる部位に直接塗ります。

適量を手に取り出し、肌にすり込むように塗ってみましょう。

肌が弱い方はパッチテストをしてから気になる部位に使用することをおすすめします。

CBDクリームには炎症を鎮める植物性成分が配合されていることもあり、こういった成分の働きも期待できます。


▼ヘルニアとCBDの関係性について動画で解説


CBDには中毒性はある?安全に使用できるものなのか?


CBDは当然ながら人体に対してのメリットがあるからこそ使用することになります。

ただ、少なからずデメリットもあるため、本来はそこを考慮したうえで使用を検討しないといけません。

そして、CBDにおけるデメリットの1つとしてささやかれているのが中毒性です。

CBDには中毒性があるため、そこが危険である、注意すべきであるという言説も実際に聞こえてきます。

これは本当なのか?本当だとしたら、人体にとってどこまで悪影響があるのか?に関して、あらかじめ知っておくべきでしょう。


CBDには中毒性が存在するのか?

中毒性とはそもそも何か?という部分から知っておく必要がありますが、中毒性は依存性と同じ捉え方で構わないです。

そして、CBDには中毒性があるのか?というと、中毒性の有無の基準にもよりますが、一般的にはないと言えるでしょう。

多くがイメージしている中毒性であれば、CBDを使うことで発生する可能性は極めて低いです。

中毒性に関しては、次から次へとCBDを使用してしまう、CBDを常に求めてしまう精神状態の異常という表現ができるはずですが、そういったものは基本的にはありません。

したがって、CBDを使っていても精神状態がマイナスに変化することは考えられないと言えます。

大麻に含まれているTHCという違法成分であれば話は別ですが、CBDは大麻とは違う存在です。

このTHCが微量ながらCBD製品に含まれているケースは割とあるものの、法律に反しない程度ですし、CBD製品のTHCが人体に悪影響を与えることはまずありません。

だから、大麻由来の成分が入っていることで、CBDにデメリットが生まれているか?というと、イメージ的によくない面は多少あるにせよ、実質的にはほぼないでしょう。

中毒性と言えるものはCBDには存在しないはずですし、ある程度安心して利用することが可能なはずです。


CBDはある程度大量に摂取しても問題ない

過去にCBDにおいて、ある大きな発表がされたことがあります。

それはCBDに関する安全性の高さを示すものだったのですが、大量のCBDを摂取しても人体には特に影響がないというものでした。

1日あたり1500mgという非常に多くの量のCBDを人間が摂取しても、人体に関して顕著な変化はなかったと言えます。

これは運動機能、心理機能を問わずであり、心理的に特に影響がないのであれば、中毒性はまず発生しないはずです。

この発表を見ると、CBDの精神面に対する悪影響は想像以上に小さいと評価でき、客観的に見ても中毒性に関しての問題はありません。

CBDに関しては、何かしら不安な面を抱えていた人がいると思われますけど、これで心配の種は消えたのではないでしょうか?

大量に摂取する必要性がそこまでないだけに、現実的に多くの量を短期間で摂る意味はないと言えますが、仮にそういった摂取の仕方をしても問題ないという点は大きいです。

世の中にはいろいろな人がいるため、異常な摂り方をしてしまう人が少なからずいるはずですから、万が一のケースでも問題が起きづらい点は評価できます。


CBDはタバコやアルコールよりも安全である

タバコやアルコールは人体にとって害になる場合もありますけど、嗜好品として広く世の中で利用されています。

タバコやアルコールに関しては、一般的には多少なりとも中毒性があり、どうしても依存してしまうことがあります。

だから、健康などを考えて禁煙、禁酒をしようとしてもそれが上手くいかないケースが多々あるはずです。

そういった状況であっても、タバコやアルコールは怖い存在としては多くは捉えていないでしょう。

そうであれば、CBDはこういったものと比べても中毒性が小さいと言えるでしょうから、全く怖くないという評価が可能です。

また、CBDは人体に悪影響と言える状況がほとんど考えづらいため、デメリットが0ではないですけど、その点からもタバコやアルコールよりも安心できる存在ではないでしょうか?

タバコやアルコールがこうやって人気の品になっているのであれば、CBDもそういった存在になっても不思議ではありません。

どうしても知名度が相対的に低いため、現状そうなってはいませんが、いずれはCBDはタバコやアルコールよりも安全という認識が広まる可能性があります。


▼CBDの中毒性について動画で解説

CBDが認知症に対して効果が期待できると言える理由は?


CBDは身体のいろいろな部分に対するプラスの効果が確認されており、その効果に関する認知度はかなり高くなってきています。

そして、実はCBDは人類の大きなや悩みについても対応することができ、例えば認知症への効果がある可能性が指摘されています。

認知症は若い人たちにとっては意識する病気ではないものの、ある程度の年齢になってくると、徐々に病気に対する意識が芽生えてくるはずです。

また、この認知症は1度なってしまうと、改善が難しい側面を持っているため、治療は現実的ではないケースもあるでしょう。

だからこそ、CBDが認知症に効果をもたらすとなれば、これほど魅力的な状況はないと言えます。


CBDはむしろ記憶に関して悪影響があるのでは?という噂が存在する

CBDは認知症などに効果的とされていますが、その一方でCBDは人の記憶にとって悪影響になる可能性があるという指摘があります。

なぜそんな指摘があるのか?と言えば、大麻の成分自体にそういった問題が起きるリスクがあるからです。

大麻に含まれているTHCは、実際に記憶障害を引き起こす可能性が存在しています。

ただ、CBDにはTHCは基準値以下しか含まれておらず、かなり微量なので、影響はほぼないでしょう。

CBDとTHCは別ものであり、大麻自体を利用しなければ、人の記憶に悪影響をもたらす可能性は相当低いはずです。

したがって、CBDが人の記憶に関して問題を発生させるリスクはほぼ皆無と評価していいです。

実際は認知症の症状を改善させられる期待が持てるわけですから、その役割に関して知っておきましょう。

自分だけではなく、家族などにも関係する病気なので、いざというときのために必要な知識はつけておいてほしいです。


CBDが認知症に対して効果をもたらす期待を持てる理由

では、なぜCBDが認知症に対して有効なのか?そのメカニズムに関して知っておきましょう。

まず認知症が起きる原因ですが、簡単に言えば脳の神経が損傷することで発生します。

脳の神経が損傷すると、基本的には治らないため、認知症は通常症状を改善させることは極めて困難です。

しかし、この脳の神経の損傷に関しては、炎症がかかわっている面があり、この炎症を改善できれば状況が変わる可能性があります。

CBDには抗炎症作用が含まれているため、炎症を止めることは十分に可能でしょう。

そして、炎症を止めることができれば脳の神経の損傷を治すことはできなくても、損傷が進むことを止めることはできるはずです。

それによって、症状の進行を抑えることは可能となるため、この部分がまず大きな効果と言えます。

さらに大きいのは、CBDによる神経の再生を促すことができる可能性に関してであり、ここが認知症に対する効果の最大のポイントになります。

神経幹細胞から、新しい神経が生まれるケースがすでに確認されていますが、CBDはこの状況を発生させられる確率を高めることができます。

過去にはマウス実験において、新しい神経の発生の効果が見られていますから、人間でも同様の状況がありえるかもしれません。

現状、CBDは認知症を治したり、症状を大きく改善させられる治療薬としての評価にはなっていませんが、研究が進めばそうなるときがきてもおかしくはないです。


認知症の症状を改善できればそれは偉大な功績となる

認知症にかかってしまった場合には、基本的には症状の進行を遅らせる、止めることに努めるのが最善でしょう。

治すということは非常に難しく、現実的ではないため、基本的には不治の病という扱いになりやすいです。

ただ、今後CBDの効果次第で、この認知症を治すことができる、症状を改善させることができるときがくるかもしれません。

仮にそういった状況になれば、CBDの評価は一気に高まる可能性があるでしょうし、CBDの存在は偉大な功績として扱われるはずです。

元々いろいろな面で有用な存在だっただけに、愛用者には評価されていた面はありました。

しかし、今後は世間一般にCBDの評判が広まるかもしれないわけで、何かあったときにはとにかくCBDという発想も生まれるかもしれないです。

実際にそういう状況になれば望ましいわけですから、CBDが認知症に有効であるという状況が到来することを私たちは願っていくべきでしょう。


▼認知症にいかにして効果的なのか解説

羽田空港ではCBDのショップとカフェを利用できる


CBDは購入をしようと思ったときには通販で買うことができるため、入手それ自体は全く難しくありません。

しかし、通販以外でも売っているお店は多々ありますから、通販とは違ったお店の存在も頭に入れておきましょう。

中にはこんなところで買うことができるの?という場所も存在していますから。

その1つが空港であり、日本では実は羽田空港でCBDを買うことができます。

そういった事実を知らない人は意外と多くいるので、CBDに関して興味があるならば知っておいてほしいです。


羽田空港の中にあるCBDに関するショップとカフェ

羽田空港は日本人であれば多くが利用する空港ですけど、実はCBD製品を販売するお店が存在します。

それはHealthyTOKYOという会社のショップで、この会社は元々通販などでCBD製品を販売していました。

その後、実店舗として羽田空港の中にお店を構えたという状況になります。

それ以外だと、原宿などにもお店があるのですが、この羽田空港に関しては場所が場所だけに大きな話題性があったと言えます。

羽田空港は国際線も飛んでいるため、海外の人たちも利用する可能性が大いにあるでしょう。

つまり、日本で販売されているCBD製品を外国人が購入するというケースも十分に考えられます。

もちろん、日本人も買っていますが、羽田空港のCBDのショップに関しては国際色豊かな状況が存在しています。

羽田空港で営業しているお店は主にショップとカフェであり、単純にCBD製品を売っているだけではありません。

カフェも併設されているため、実際にCBDを使ったメニューを堪能でき、そこにも魅力に感じるのではないでしょうか?


羽田空港にあるHealthyTOKYOのショップとカフェは年中無休

羽田空港ではCBD製品をショップで買うことができ、さらにカフェで特製のドリンクや食事などを口にすることができます。

羽田空港にショップとカフェが存在しているわけですが、こちらはともに年中無休となっています。

したがって、365日常にやっていることになり、定休日が存在しない点は嬉しいでしょう。

営業している日を気にせずに済むので、自身にとって都合のいい日を選択して利用することができます。

営業時間は朝の6時から夜の8時までとなっており、非常に長い時間営業しています。

朝食の時間から夕食の時間まで利用できるため、特にカフェに関しては1日中盛況といった状況になりやすいです。

実際、このカフェでは朝食、昼食、夕食それぞれに見合ったメニューを提供しているので、日常の食事を済ますことも十分に可能でしょう。

単なるカフェではなく、レストランのような雰囲気で利用をすることができるはずです。

こういったメリットがあるからこそ、年中無休という部分は非常に魅力的に感じられるのではないでしょうか?


羽田空港で購入できるCBD製品とは?

羽田空港ではHealthyTOKYOによるショップとカフェが存在し、カフェに関しては日常の食事を楽しむことが可能と言えます。

ただ、ショップに関してももちろん魅力はあり、ここで販売されている製品に関しては、このお店ならではの部分があります。

ここでは主にCBDオイルを販売していますが、なかなか珍しそうなフレーバーのものを購入可能です。

例えば、ゆずシトラス、カモミールレモンなどのCBDオイルが取り扱いされています。

CBDオイルに関しては、それを使用することで発生する効果に関して魅力が存在していますけど、その風味に関しても魅力と表現できます。

実際、そういった面を楽しみにして使用している人もいるはずですから、この部分は覚えておくと良いでしょう。

CBDは病気などを治す力があるため、薬のような側面がありますが、それとは別に嗜好品のような素晴らしさも持っています。

CBDオイルはそういう楽しみ方ができるはずですから、風味のような面も重視して選んでいくと、魅力が広がる可能性があります。

羽田空港で取り扱っているCBD製品に関しては、その風味を実際に楽しめる要素を持っているものが含まれています。

このお店以外でもCBD製品を買うことはできますが、風味の魅力を求めて羽田空港まで行ってみるのも選択肢の1つとして持っておくと良いです。


→HealthyTOKYOについてはこちら

→HealthyTOKYOの「ゆずフレーバーCBDオイル」解説はこちら

日本国内で購入可能なCBDグミ7選


CBDの摂取方法にはオイルやリキッド等、様々なタイプがありますが、

CBDを手軽に摂取出来、摂取量もコントロールしやすいCBDグミが特に人気です。

CBDオイルに抵抗がある方や、CBD自体使用した事の無い方にはとっつきやすいと思われます。

今回は、そんなCBDグミの中でも日本国内で購入可能な製品を紹介致します。


5つの味で美味しい高濃度CBDグミ-HEMP Baby


高濃度タイプのCBDなので、1粒25mgものCBDが含まれています。

一回一粒が標準使用量です。


一つのボトルの中に五つの味が入っており、飽きずに楽しくCBDを摂取する事が可能です。

(味はグリーンアップル、レモン、オレンジ、ストロベリー、ソーダの五種類)


グミ自体は熊のかわいい形をしており、人目を気にせず出先やオフィスでも手軽に食べれますね


→詳細な解説記事はこちら


手軽にCBD!ミックスフルーツ味CBDグミ-Hemp Aid


ブロードスペクトラムなCBDが1粒に10mg配合されています。

ブロードスペクトラムベースですので、アトラージュ効果による体感が期待できます。

味はミックスフルーツ味で、とっても食べやすい味に仕上がっています。

グミの形は、こちらもクマの形をしています。

イメージ的にはハリボーに近いでしょうか。

とても気軽にCBDを摂取できる製品です。


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CBDグミで手軽にCBD摂取-CBD fx


こちらは低濃度タイプのCBDグミで、1粒に25mgのブロードスペクトラムCBDを使用しています。

砂糖、ゼラチン、合成着色料は使っておらず、オーガニックなサトウキビやタピオカシロップを使用しています。

そのため、CBD特有の苦みは一切気になりません。


また、グミに色がついている事に不思議がる人もいるかもしれませんが、色付けに関しても野菜ジュースを利用しているので、安心です。

ゼラチン不使用なので、アレルギーがある方も問題なく食べる事が出来るでしょう。


色々と原材料にこだわりがあり、いきなり濃度の高いCBDに抵抗がある方にはお勧めのCBDグミです。


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ナチュラルフレーバーCBDグミ-+WEED(プラスウィード)


1粒当たりに20mgのCBDが配合されたCBDグミです。

こちらのCBDグミはドン・キホーテでも良く見かけるので、知っている方も多いのではないでしょうか。

味はクセのないナチュラルフレーバー。砂糖やオリゴ糖を使用してCBD独特の苦みを抑えています。

広告塔にボブ・サップも起用している+WEED(プラスウィード)社のCBDグミですので、日本国内でも手に入りやすく、常備CBDグミとしてお勧めです。


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ナノ化されたCBDグミで吸収率を高く-CBD LIVING


このCBDグミの特徴は、なんといってもナノ化されたCBDを使用している点です。

ナノ化されたCBDは粒子が細かく、体内に吸収されやすい特徴を持っています。

ですので、1粒辺り10mgのCBD含有量ですが、それ以上の体感を感じられる事でしょう。


味は全部で5種類ありますので、好みや気分に応じて味を選ぶことが出来ます。

(ナチュラル・サワー・ヴィーガン・チェリー・グリーンアップル)


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ゼラチン不使用のナチュラルCBDグミ-AVIDA


1粒10mgのCBDを配合。

オーガニックにこだわりがあり、有機サトウキビで作られた砂糖をを使用しています。

グミの色も有機性果物や野菜ジュースでつけられています。

ナチュラルな素材に重きを置いたCBDグミです。

また、ゼラチン不使用ですので温かい所においても溶ける事はありません。

(ゼラチンの代わりにオレンジの皮から作られています)


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パッケージも馴染み深い国産CBDグミ-EAST


熊の形をしたかわいいストロベリー味のCBDグミです。

パッケージも馴染み深いグミに似ていて、かわいいですね。

1粒当たりに20mgのCBDを配合していますので、かわいい見た目とは裏腹にしっかりとCBDが配合されています。

CBDはアイソレートタイプの純度の高いCBDを使用しています。


→詳細な解説記事はこちら



日本国内で購入可能なCBDグミも徐々に増えてきました。

CBDグミはとても手軽にCBDを摂取できるので、今後はますます需要が高まるでしょう。

濃度や味、お好みのCBDグミを見つけてください。


CBDオイルとCBDカプセルの違い。メリット・デメリット


日本ではオイルタイプのCBD製品が多く出回っていますが、カプセルタイプのCBD製品もあります。

では、オイルとカプセルでは何が違うのでしょうか。

ここでは、カプセルタイプのCBD製品のメリットや摂り方などを紹介します。


オイルとカプセルの違い

CBDとは麻に含まれるカンナビノイドの一種で、現在研究が進められており注目されている成分です。

これまでに数多くの研究結果が報告されています。

麻と言うと危険に感じる人もいると思いますが、CBDは向精神作用のない成分で、安全性はWHOが認めています。

日本で手に入れやすいCBD製品はオイルです。

オイルタイプのCBD製品は、ココナッツオイル、ヘンプオイル、MCTオイルなどをベースにCBDを配合したものです。

配合濃度は5~10%程度が一般的です。

MCTオイルは無味無臭なので、MCTをベースにしているものだと飲み物や食べものに混ぜても違和感なく摂取できることでしょう。

カプセルタイプのCBD製品は、CBDオイルをカプセルに閉じ込めたものです。

カプセルにはゼラチンのような柔らかいものが使用されていることが多いです。

ゼラチンは食物アレルギーを持っている人がいたり、ベジタリアンは摂取できなかったりするので、ベジタリアン向けのカプセルを使用した製品もあります。

カプセルに閉じ込められているCBDオイルは、オイルタイプのCBDと同じでココナッツオイル、ヘンプオイル、MCTオイルなどをベースにCBDを配合しています。

1粒中のCBD量は製品によってさまざまです。


CBDカプセルのメリット

味が気になりにくい

CBDは独特の苦みがあります。

オイルの場合は舌に直接垂らして摂取をするので、苦味を直接感じてしまい、味が苦手で摂取しにくいと感じてしまうことがあります。

一方、カプセルの場合はオイルが直接舌に触れることがないので、苦味を感じにくいです。

CBDオイルの味が苦手と感じていた人でも、カプセルなら摂りやすく感じることでしょう。


持ち運びしやすい

オイル製品はスポイト式の容器を採用しています。

スポイトなら直接オイルに手や舌が触れることがなく、清潔に保つことができます。

しかし、カバンに入れて持ち運ぶ際にキャップが開いてしまい、中身がこぼれてしまう心配があります。

オイルがカバンにこぼれると拭き取るのには苦労をします。

カプセルはボトルに入っていて、しっかりフタを閉めておけば中身がこぼれる心配はありません。

もしも中身がこぼれてしまったとしても、オイルのように周りを汚すことはありません。

サプリメントケースなどに入れておけば持ち運びしやすく、外出先でも手軽に摂取できます。


量がわかりやすい

カプセルは1粒○○mgと含有されているCBD量がわかりやすいです。

CBDは忍容性の高い成分で1日1500mgまでなら摂取しても安全だといわれていますが、過剰に摂取をすると頭痛や吐き気などが出ることがあります。

1カプセルのCBD配合量がわかりやすければ、どれくらい摂取したのかを把握しやすく、過剰に摂取する心配がありません。


CBDカプセルの摂取方法

CBDカプセルの摂取方法に決まりはありませんが、せっかくなら効果的な方法で摂取したいものです。

では、どのように摂取したらよいのでしょうか。

CBDを始めて摂取する場合は、1日に大量に摂らないようにしましょう。

カプセルなら1日1粒から始めてみてください。

体の調子を見ながら徐々に増やしていきます。

水やぬるま湯と一緒に飲み込みます。

飲む時間帯に決まりはなく、運転前や運転中でなければ好きなタイミングでカプセルを飲むことができます。

CBDにはリラックスや睡眠をサポートする働きがあるといわれているので、イライラしているとき、寝つきが悪いとき、気分転換したいときなどにおすすめです。

カプセルなら持ち運びをしやすいので、仕事で疲れたときなどにも摂取しやすいことでしょう。

妊娠中、授乳中の人は摂取をしないでください。

薬を服用している人や現在通院をしている人は医師や薬剤師に相談をしてください。

CBDを摂取していて気分が悪くなったりするようなら、摂取を中止しましょう。


▼CBDに関する知識はYouTubeでも発信しています


CBDは水虫にも効くのか?


「CBDが水虫に効く」という情報がインターネット上に流れているようです。

水虫はしつこく、毎年のように夏になるとかゆみに悩む人は少なくありません。

CBDが効くのなら、こんなにうれしいことはないでしょう。

しかし、本当にCBDが水虫に効くのでしょうか。


CBDとは

CBDとは、麻に含まれるカンナビノイドの一種です。

麻には80~114種類ほどのカンナビノイドが含まれていますが、麻の品種によっては40%ほどをCBDが占めていることがあります。

麻というと大麻草やマリファナを連想して危険に感じることでしょう。

マリファナの主成分はTHCという成分です。

体内にはCB1レセプター(受容体)が存在し、THCはCB1レセプターと親和性が高い特徴があります。

精神錯乱、幻覚、幻聴を引き起こす可能性があり、日本の法律では禁止されています。

一方、CBDにはTHCのような働きはなく、日本の法律では規制されていません。

CBDの研究が進められており、これまでには不眠症、不安、てんかん、皮膚炎、統合失調症などに関しての論文が発表されています。

日本ではオイル、リキッド、カプセルタイプのサプリメント、グミやチョコレートなどCBD入り食品などが販売されています。

日本の法律ではTHCを禁止されているため、これらの製品にはTHCは含まれていません。


水虫の原因

水虫の原因は、白癬菌というカビの一種です。

白癬菌が皮膚に棲みつくことで水虫が引き起こされます。

皮膚は表面から表皮、真皮、皮下組織で構成されています。

白癬菌が棲みつくのは、表皮のもっとも表面側の角質層です。

角質に棲みついた白癬菌がさまざまな代謝物質を作り出し、それによってアレルギー反応が引き起こされて、かゆみが生じます。

白癬菌は人間の体の中にもともといるものではなく、外から感染をするものなので外因性の感染症に分類されます。

古い角質は皮膚から剥がれ落ち、床などに落ちます。

この角質の中には白癬菌が棲みついており、角質が皮膚から剥がれ落ちた後でも生き延びています。

白癬菌を含む角質に水虫でない人が触れ、白癬菌が角質内に入り込んでしまうと水虫が移ります。

皮膚に付着してすぐに白癬菌が皮膚内部に入り込んでしまうのではなく、健康な皮膚であれば内部に入り込むまでに24時間ほどかかります。

感染リスクが高い場所は、水虫患者が靴を脱いで歩く場所です。

プール、温泉、トイレの共用スリッパ、お風呂のマットなどは感染リスクが高い場所です。

白癬菌は適度な水分と温度がある場所を好むため、長時間靴を履いている人は白癬菌が繁殖する絶好の機会を作っており、注意が必要です。


CBDは水虫に効く?

CBDが水虫に効くという報告はされていないようです。

CBDには皮膚炎への働きが報告されており、炎症を鎮める働き期待されています。

水虫に感染してしまったら、殺菌作用のある薬を使用することで改善が期待できます。

水虫に使用する薬には外用薬と内服薬があります。

医療機関で水虫と判断されれば、症状にあった薬を処方してもらえます。

OTC医薬品を使用してセルフケアも可能です。

水虫を改善するためには殺菌が必要なのですが、CBDは抗菌作用が期待されているものの、まだはっきりとした研究結果はでていません。

菌といっても殺菌効果を発揮する成分は菌の種類によって違うため、CBDがある種の菌に対して抗菌・殺菌作用を示しても、水虫の原因である白癬菌に効果を示すとは限りません。


水虫に感染してしまったら

水虫に感染してしまったかなと思ったら、まずは医療機関を受診しましょう。

水虫に似た皮膚疾患に、接触皮膚炎、汗疱性湿疹、皮膚カンジダ症、細菌の感染などがあります。

水虫だと勘違いをして自己判断で水虫薬を使用してしまうと、かぶれなどが悪化することがあります。

水虫は見た目だけでは判断できないので、医療機関での検査が必要です。

水虫だと判断された場合は薬を処方してもらえるので、医師や薬剤師の支持に従って薬を使用しましょう。

水虫に似た疾患であった場合でも、症状に合った薬を処方してもられるはずです。

その場合も医師や薬剤師の指示に従った薬を使用してください。


▼動画でも水虫について解説


CBDの糖尿病に対する効果やその期待度は?


CBDを使うことで、世の中に存在する有名な病気に効く状況がいくつも確認されています。

したがって、糖尿病にも有効なのではないか?という見方も当然にあるでしょう。

実際、糖尿病は深刻な病気の1つであり、これを予防することや改善することは非常に大切です。

この糖尿病に関しては治療が難しい部分があるため、CBDがどこまで有効か?に関しては期待が膨らむばかりです。

現状、CBDが糖尿病に関して、どのような評価となっているのか?について知っておきましょう。


糖尿病にCBDが効果的であると言える実験結果はある

2006年に行われた動物実験において、CBDが糖尿病に効果的であると思われる結果が出ました。

これは複数のマウスにCBDを投与し、その経過を観察するというものでしたが、CBDを投与されなかったマウスと比べて糖尿病の発症率が大幅に下がりました。

したがって、この実験結果だけを見れば、CBDが糖尿病に効果があると言える可能性が生まれます。

ただ、これはマウスであり、人間に対して行われたわけではありません。

マウスと同様に、人間に対してもCBDが効果を発揮する保証はないため、確実に人間の糖尿病にも使えるとまでは言えないでしょう。

人間に対しての臨床試験などはそこまで進んでいないため、効果の発生に関しては未知数な面があります。

効果がないと言えるわけではないですが、効果があると断言できる状況でもないわけです。

CBDと糖尿病の関係に関しては、今後の進展が期待される状況であり、確実な治療法としては確立されていません。


CBD以外のカンナビノイドは糖尿病に効果がある?

CBDは人間の糖尿病に対して確実に効果をもたらすとは言えませんが、他のカンナビノイドであれば話は別です。

カンナビノイドはCBD以外にもいくつも存在しており、その中には糖尿病に対して効果があるとされているものがあります。

例えば、thcvはその1つで、実際に人間を対象にした実験が行われ、血糖値を下げる効果が確認されました。

したがって、同じカンナビノイドであれば、CBDよりはthcvなどの方が糖尿病に関しては期待できると評価できます。

CBDに関しても今後同様の効果が認められる可能性はありますけど、それを証明する結果が存在しません。

そうなると、現段階ではCBDはthcvなどと比べると糖尿病への期待は大きくないと言えるでしょう。

糖尿病の予防、改善に関して、必ずしもCBDにこだわらないといけない必要はないでしょうから、他のカンナビノイドの存在も頭に入れておくべきです。

実際に糖尿病にかかっている人であれば特にそうですけど、もちろん予防に関心がある人についても同様です。


CBDは糖尿病によって引き起こされる症状の改善には期待が持てる

CBDは糖尿病それ自体に対しては予防、改善の効果があると言えないものの、糖尿病が引き起こす別の症状には効果が確認されています。

それは血糖値などの糖尿病の根幹にかかわる部分ではなく、例えば血管内の壁の損傷を治すことができる部分です。

血糖値が高まると、血管の中で損傷が起きる可能性がありますが、それをCBDは治すことが可能です。

この状況を放置すると、動脈硬化などの望ましくない状況を生む可能性がありますから、この効果は非常に魅力的と言えます。

糖尿病というのは、それ自体も怖い病気ですが、合併症を引き起こす点が非常に問題視されています。

だからこそ、糖尿病が原因となって発生する別の病気に対しても目を向けておかないといけません。

CBDは糖尿病によって引き起こされる別の病気に対して効果があるケースが確認されているため、実はその点においては期待を持てるわけです。

血管内の壁の修復以外では、例えば神経障害に効果的なため、いろいろなケースでCBDが活躍する可能性が考えられるでしょう。

糖尿病それ自体への効果は未知数であっても、結局は糖尿病に関して役立つ場面が十分に考えられるため、CBDは評価できる存在と言えます。

今後、CBDに関しての研究が進んでいけば、糖尿病それ自体への効果が認められる状況が生まれるかもしれませんし、これからも注目していくべきでしょう。


▼CBDが糖尿病に対して期待できる効果