CBDオイルの基材にはMCTオイルが使われている事が多いです。
CBDの特性においた摂取方法だけでなく、MCTオイルの最適な摂取方法も意識しなければ、効果を得る事は出来ません。
MCTオイルは、ヨーグルトやサラダにかけたり、コーヒーやジュースなどに混ぜて摂取することが多い油です。
しかし、油は炒め物や揚げ物など加熱調理に使うことが一般的です。
MCTオイルを加熱調理に使えれば、摂取方法の幅が広がります。
でも、どうして加熱調理に使わないのでしょうか。
その理由や上手な摂り方を紹介します。
加熱してよい油と加熱してはいけない油の違い
油といっても調理に使うものには、キャノーラ油、大豆油、オリーブオイル、ラード、エゴマ油などさまざまあります。
それぞれの油は、脂肪酸の結合の仕方によって飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けることができます。
脂肪酸は炭素が鎖のようにつながっています。
この炭素鎖に二重結合を含まないものを飽和脂肪酸といい、炭素鎖に二重結合を含むものを不飽和脂肪酸といいます。
不飽和脂肪酸はさらに分けることができ、二重結合を一つだけもつものを一価不飽和脂肪酸、2つ以上もつものを多価不飽和脂肪酸といいます。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸を比べると、化学的に安定しているのは飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸は二重結合を持っているため、化学的に不安定な構造をしています。
この構造の違いが、加熱してもよい、しない方がよいを分けます。
加熱してもよい油とは
加熱したもよい油は、加熱しても比較的安定しているものです。
牛脂や豚脂などの動物性脂肪は飽和脂肪酸を多く含有しており、加熱調理に向いています。
すき焼きやステーキなどを作るときに、牛脂や豚脂が使用されます。
植物性脂肪は飽和脂肪酸よりも不飽和脂肪酸の含有量が多い種類のものが多いのですが、植物性であってもココナッツオイルやカカオバターは飽和脂肪酸を多く含有しています。
カカオバターはカカオの香りが気になるので調理に使われることはあまりありませんが、ココナッツオイルは炒め物の使用できます。
高価なので揚げ物に使うのは少しもったいないかもしれません。
その他にも、キャノーラ油、オリーブオイル、紅花油、米油なども加熱調理に使用することができます。
加熱しない方がよい油
不飽和脂肪酸を多く含有する油は不安定で熱に弱いので、加熱調理には向いていません。
不飽和脂肪酸は二重結合の位置によって、ω3系、ω6系、ω9系に分けることができます。
不飽和脂肪酸の中でもω3系脂肪酸を多く含む油は、エゴマ油、亜麻仁油で、ω6系脂肪酸を多く含む油はコーン油、大豆油、グレープシードオイル、綿実油などです。
ω3系脂肪酸もω6系脂肪酸も体内で作ることができないので、食事などから摂取する必要があります。
しかし、これらの油は不安定なので加熱調理には向いていません。
ω9系脂肪酸を多く含む油はオリーブオイルです。
ω9系脂肪酸を多く含むように品種改良された紅花油やなたね油も登場しています。
ω9系脂肪酸は体内で作りだすことができます。
オリーブオイルはω3やω6に比べると酸化安定性が高く、加熱調理に使用することができます。
MCTオイルは加熱してもいい?
MCTオイルとは、中鎖脂肪酸100%のオイルです。
飽和脂肪酸は、炭素数によって短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸に分けることができます。
つまり、MCTオイルは飽和脂肪酸の中の中鎖脂肪酸に分類されます。
牛脂や豚脂などの飽和脂肪酸は加熱調理に使用することができます。しかし、中鎖脂肪酸は飽和脂肪酸であっても加熱調理には向きません。
牛脂や豚脂は長鎖脂肪酸で、中鎖脂肪酸とは炭素数が違います。
MCTオイルは中鎖脂肪酸が100%で加熱調理をすると煙が出たり、泡立ちが起こったりします。
そのため、揚げたり炒めたりなどの加熱調理には使用することができません。
MCオイルの上手な使い方
MCTオイルは加熱調理に向かないので、サラダにかける、ヨーグルトに混ぜる、コーヒーやジュースと一緒に飲むなど、加熱しない料理に使用をします。
温かいコーヒーに加えるとMCTオイルに熱が加わってしまいますが、揚げたり炒めたりするような高温にはならないので問題ありません。
調理後の味噌汁やスープに加えることも可能です。
一度に大量に摂取をするとお腹がゆるくなることがあるので、直接飲まないようにしてください。
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