MCTオイルはダイエットにうれしいオイルといわれています。
しかし、MCTオイルを摂るようになってから太ったと感じる人がいるようです。
ダイエットにうれしいMCTオイルなのに、なぜ太ってしまうのでしょうか。
MCTオイルがダイエットにうれしい理由
肥満は生活習慣病のリスクを高めるといわれています。
肥満といっても皮下脂肪がついている、内臓脂肪がついているなどありますが、中でも危険視されているのが内臓脂肪が蓄積をしたメタボリックシンドロームです。
内臓脂肪が蓄積することで、高血糖、血圧上昇、血中コレステロール値の上昇などを招き、それらが重なると動脈硬化による心臓・脳血管疾患など、命にかかわる疾患にかかるリスクを高めます。
肥満を防ぐためには、消費カロリーよりも摂取カロリーが多くならないようにすることがポイントです。
1g当たりのカロリーは、脂質9kcal、糖質とタンパク質4kcalです。
脂質は糖質やタンパク質よりも1g当たりのカロリーが高いのです。
そのため、ダイエットのために脂質の摂取量を抑えることがあります。
しかし、脂質は体を作るために必要で、摂取を控えすぎてしまうと肌が乾燥をしたり、体の潤滑油としての働きが損なわれてしまいます。
そこで役立つものがMCTオイルです。
MCTオイルは一般的な油よりも分解されやすく、素早くエネルギーになるのです。
一般的に調理に使用する大豆油や菜種油などは長鎖脂肪酸に分類されます。
長鎖脂肪酸とは炭素数が13個以上のものをいいます。
MCTオイルは中鎖脂肪100%のオイルです。
中鎖脂肪酸の炭素数は5~12個で長鎖脂肪酸よりも少ないです。
一般的な油に含まれる長鎖脂肪酸は、小腸で消化・吸収されて、リンパ管を通ってから血管に入り込んで全身を巡り、体に利用をされます。
中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸とは構造が違うため、小腸で消化・吸収された後に門脈を通って肝臓に届けられて、エネルギーとして利用されます。
長鎖脂肪酸と比べると中鎖脂肪酸は4~5倍速く分解され、脂肪として蓄積されにくいのです。
それなのに太ってしまうには理由があります。
MCTオイルの摂りすぎ
MCTオイルは脂肪として蓄積しにくい油といわれていますが、摂りすぎれば体がエネルギーとして利用しきれず、使われなかったものは脂肪として体に蓄えられます。
MCTオイルを摂取すれば脂肪が燃えると考えている人もいるようですが、MCTオイルを摂取しただけで体脂肪は減りません。
体脂肪を減らすためにはエネルギーを利用しなければならず、そのためには運動をする必要があります。
MCTオイルは一般的に利用している大豆油や菜種油などとカロリーは同じで、1gあたり9kcalあります。
脂肪としてたまりにくいとはいってもカロリーは同じで、摂りすぎれば肥満につながります。
MCTオイルの摂取方法として勧められているのは、コーヒーやジュースなどの飲み物にませる方法や、ヨーグルトやサラダなど加熱しない料理にかける方法です。
こういった摂り方をしていると、普段よりも油の摂取量が増えます。
調理に使う油を減らさずにさらに油を摂ることになるからです。
MCTオイルは加熱調理に使用すると煙がでることがあるため、加熱料理には向いていません。
肉の脂を控える、炒めるなど油を使う調理よりも蒸したり煮たりなど油を使わない調理にすることで、一般的な油の摂取量を減らすことができます。
運動不足
MCTオイルはダイエットによいからと、MCTオイルを摂取しただけで安心していませんか。
運動をしなくてもやせると思っていませんか。
しかし、消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなってしまえば、エネルギーとして利用されなかった分が脂肪として体に蓄積されます。
エネルギー消費のためには動くことが重要です。
ジムに入会したけれど、いつの間にか通わなくなってしまったという人もいることでしょう。
しかし、ジムに通う必要はなく、エスカレーターよりも階段を使う、駅から自宅まで歩く、近所への買い物は徒歩で行くなどをするだけでもエネルギー消費量を増やすことができます。
運動のための時間を作りにくくても、日常生活での動く量を増やすことなら難しくないはずです。
少し意識するだけで運動量は増えます。
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