CBDとサティバは共存するか。目的から見えてくる違いを解説


CBDは大麻に含まれる成分です。

サティバは麻の品種の一つです。

どちらも「麻」という点では同じですが、この2つは何か違う点があるのでしょうか。

この記事では、CBDやサティバとはどのようなものなのかを解説していきます。


CBDとは

CBDはカンナビジオール(Cannabidiol)の略称で、大麻草に含まる成分です。

大麻草には80種類以上のカンナビノイドが含まれており、CBDはその中の一種です。

大麻草にはTHCという成分も含まれていますが、この成分は日本の法律では規制されています。

そのため、日本に輸入されるCBD製品は、THCを取り除いた原料を使用しており、第三者機関の検査によってTHCが含まれていないことを確認しています。

また、日本の法律では大麻取扱者でない場合、大麻草の花穂や葉の栽培、譲り受け、譲り渡しを禁止しています。

しかし、種子と茎はその限りではありません。

そのため、CBDは大麻草の種子や茎から抽出をしています。

麻にはさまざま品種がありますが、CBDは産業用ヘンプ(Industrial Hemp)を使用しています。

アメリカやカナダではTHCが0.3%以下、ヨーロッパではTHCが0.2%以下のものを産業用ヘンプとしています。


サティバとは

サティバは麻の品種の一つです。

東南アジア、中央・南アフリカ、中央・南アメリカなどの暖かい地域に生育しています。

花をつけてから成熟するまでには、10週間以上かかるとされています。

収穫まで90日ほどの時間がかかる品種です。

サティバは、土のような香りやディーゼル燃料のような香りがします。

医療大麻として用いられており、抗不安、抗うつ、日中の沈静に働きかけます。

多幸感多をもたらす、刺激を与える、エネルギッシュになるなどの働きがあるとされています。

大麻取締法でいう「大麻」とは、カンナビス・サティバ・エルのことです。


CBDとサティバは何が違うの?

CBDとは、大麻草に含まれる成分のことです。

一方、サティバは成分の名前ではなく、麻の品種のことです。

また、CBDはオイルやリキッドなどが健康食品として販売されていますが、サティバは医療の現場で用いられています。

CBD製品の商品説明を読んでも、どのような品種の麻から成分を抽出しているのか記載されていません。

サティバから抽出されたCBDを選びたいと思っても、判断することができないのです。


CBDに期待できる働き

サティバには、多幸感を与える、刺激を与えるといった働きがあるとされています。

CBDの場合は、リラックス作用があることが報告されています。

睡眠の質に悩む方、リラックスしたいとき、このような場面でサポートしてくれることが期待できる成分です。

たとえば、寝つきで悩んでいる方の場合は、就寝前に摂取をしているようです。

リラックスすることで寝つきがよくなる、睡眠の質が改善するといったことが期待できます。

ただし、眠気がでることがあるので運転前や運転中には摂取してはいけません。

また、安全な成分ですが妊娠中・授乳中の方は摂取しないでください。


CBD製品の選び方

CBD製品を選ぶときには品種ではなく、CBD含有量やTHCの有無を確認しましょう。

医療用でない場合、1日にどの程度の量のCBDを摂取すると効果的なのか明らかにされていません。

CBDは忍容性が高い成分で、1日1500mgまでなら摂取しても問題ないとされています。

しかし、多量に摂取すると頭痛や吐き気などの症状が出てしまう人がいるので、最初は少ない量から摂取するようにしましょう。

オイルの場合は、5%濃度や10%濃度のものが多くで回っています。

初めてCBDを摂取する方は、少ない濃度の製品を選らぶとよいでしょう。

日本に輸入されるCBD製品は、第三者機関で検査をしてTHCが含まれていないことを確認し、必要書類を提出しています。

しかし、厚生労働省の麻薬取締部がTHCを含有している製品を発見しています。

THCを含んでいる製品を所持していると違法になります。

CBD製品を購入する際には、THCが含まれていないことを確認しましょう。

きちんとしたメーカーや製品であれば、成分分析表を公開しています。

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