CBD基材のMCTオイルとココナッツオイルの違い


MCTオイルもココナッツオイルも中鎖脂肪酸を含んでいる油脂です。
「どっちでも同じじゃない?」と思っているかもしれませんが、この2つには違いがあります。
では、どんな違いがあるのかみていきましょう。

含まれている脂肪酸が違う

脂肪酸は炭素数によって、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸の3つに分けることができます。
炭素数が2~4個のものを短鎖脂肪酸、炭素数が5~12個のものを中鎖脂肪酸、炭素数が12個以上のものを長鎖脂肪酸と呼んでいます。
短鎖脂肪酸は腸内細菌が食物繊維などを分解するときに発生をします。
中鎖脂肪酸はMCTオイルやココナッツオイルに多く含まれています。
普段調理に使ったりサラダにかけたりするサラダ油やごま油などには、長鎖脂肪酸が多く含まれています。
MCTオイルもココナッツオイルも中鎖脂肪酸を多く含んでいますが、含まれている中鎖脂肪酸の種類が違います。
中鎖脂肪酸は炭素数によってカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸に分けることができます。
MCTオイルに多く含まれているのは、カプリル酸とカプリン酸です。ココナッツオイルには、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸の他、長鎖脂肪酸が含まれています。
MCTオイルは、ココナッツやパームの油脂から中鎖脂肪酸だけを抽出したものです。中鎖脂肪酸100%で構成されています。

期待される効果が違う

中鎖脂肪酸といっても、カプリル酸、カプリン酸、ラノリン酸があり、これらは働きが違います。
カプリル酸は抗菌活性作用を持つとされ、カンジダ症の治療に用いられます。
カプリル酸とカプリン酸はケトン体を効率よく作ってくれる脂肪酸でもあります。
ケトン体は通常血中に存在しませんが、エネルギー源として糖が不足したときには脂肪酸から合成されます。
ケトン体は脳のエネルギー源や筋肉のエネルギー源として利用されます。
糖質制限をしている方はエネルギー源としての糖分の摂取が少ないので、ケトン体を効率的に作れる体にシフトされていきます。
そのとき、エネルギー源として中鎖脂肪酸が重要です。
ラノリン酸は母乳に含まれる成分で、免疫力の向上が期待されていたり、美肌をサポートしたりするといわれています。
MCTオイルはカプリル酸とカプリン酸で構成されているため、エネルギーを効率的に作りだしたい人に向いているといえるでしょう。
ココナッツオイルはラノリン酸を含んでいるため、美肌を意識している人に向いているといえそうです。

味が違う

ココナッツのシャンプーやココナッツ入りのジュースなど、ココナッツを使った製品には甘い香りがあります。
ココナッツオイルにも甘い香りがあります。
ココナッツオイルは、ココナッツの果肉を圧搾したり遠心分離機にかけて抽出をしています。
つまり、ココナッツの脂肪酸以外の成分も若干含まれているのです。
それによって香りがします。
また、ココナッツのほのかな甘みも感じられます。
MCTオイルはココナッツやパーム油から中鎖脂肪酸だけを取り出したもので、香り成分や味成分などは含まれておらず、無味無臭です。
ココナッツオイルを使うとココナッツの風味がつくため使う料理を選びますが、MCTオイルは味も臭いもないためサラダにかける、コーヒーやヨーグルトに混ぜるなど、加熱しなければどのようなものにも活用できます。

ココナッツオイル、MCTオイルを使った料理

味が違うの使われる料理も違います。
ココナッツオイルは、ココナッツの甘味や香りなどを活かした料理に向いてます。
クッキー、パウンドケーキなどのお菓子、ピラフ、サラダ、カレーなどの料理に活用できます。
MCTオイルを加熱すると煙が出て危険なので、加熱しない料理に使用をします。
コーヒーや牛乳など飲み物に混ぜる、ヨーグルトやスープなど食べ物に混ぜる、サラダにかける、トーストにかけるなど、味が気にならないのでさまざまな料理に活用できます。
ココナッツオイルもMCTオイルも一度に多量に摂取をするとお腹がゆるくなることがあります。
飲み物に混ぜると意外と多くの量を摂れてしまうので注意をしましょう。
はじめはスプーン1杯くらい、少ない量からはじめることをおすすめします。

CBDオイルの基材として利用されるMCTオイルについて、しっかりとした正しい知識を持つことで粗悪品や、思ってもみなかった製品を購入してしまう事を防げます。
ココナッツオイルとMCTオイルは風味や効果が異なりますので、意図した製品を選択しましょう。



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