アメリカでは美容や健康面で注目されるCBD。日本でもエステサロンで使用されたり、化粧品に配合されるなどして注目されています。
日本ではまだあまり広くは知られていないCBDですが、
CBDオイルを使った施術を取り入れるサロンは増えてきているようです。
では、エステサロンで
CBDオイルを使った施術を受けることで、どのような変化が期待できるのでしょうか。
CBDとは
CBDとは、カンナビジオールとも呼ばれる麻から得られる成分のことです。
大麻に含まれる成分にテトラヒドロカンナビノール(THC)があります。大麻を吸ってハイになるのは、この成分が脳や神経に影響を与えるからです。
CBDは向精神作用はなく、薬物のようにハイになることはありません。
「麻」と呼んでいますが、麻には産業用ヘンプ(ヘンプとは麻のこと)と大麻草があります。
違法薬物のマリファナは大麻草から作られたものです。
産業用ヘンプのTHC含有率は03%以下、大麻草のTHC含有率は20%以上です。
日本では薬物規制でない麻の茎や葉からCBDを抽出しています。
CBDは、抗炎症作用、鎮痛作用、制吐作用、抗不安作用など、さまざまな研究がされています。
エステでの使われ方
美容や健康への働きかけを期待して、エステでも
CBDオイルを取り入れていることが増えてきました。
エステでは主に
CBDオイルを使用します。
基材にする
CBDオイルはエステサロンによって違いますが、アーモンドオイル、ホホバオイル、オリーブオイルなどのオイルにCBDを配合し、それをマッサージに使用します。
CBDオイルを使ってマッサージをすることで手の滑りがよくなり、摩擦による肌への負担が軽減します。
また、滑りがよくなるので施術者は施術を行いやすくなります。
肌へのなじみがよい
CBDオイルを使用しているならべたつくことはありません。肌に浸透をして肌を内側から整えてくれることが期待できます。
ヘッドスパに用いれているエステサロンもあります。頭に
CBDオイルを使うと髪も頭皮もべたつきそうですが、なじみがよい
CBDオイルを使用しているためべたつきは気になりません。
肌への働き
マッサージには血行をよくする働きがあります。
血液の流れがよくなることで体のすみずみに酸素や栄養素が行きわたりやすくなり、それによって肌の新陳代謝が整います。
肌の新陳代謝が整うことでキメが整った潤いのある肌に近づくことが期待できます。
CBDにはリラックス作用があるといわれています。リラックスすることも肌によい影響を与えます。
ストレスを感じるようなことが続くと肌荒れを起こすという経験を持つ方はいることでしょう。
ストレスによって血行が悪くなる、活性酸素が発生する、肌の新陳代謝が乱れるなどして、肌荒れを引き起こしてしまうのです。
マッサージ自体にリラックス作用があり、マッサージに
CBDオイルを使えばCBD自体のリラックス作用も同時に得られることでしょう。
また、エステサロンではオイルに精油も配合することがあり、精油の香りによるリラックス作用も得ることができます。
リラックスをすると血流が促されます。それによって体の隅々に酸素と栄養素が行きわたり、肌代謝が整うことが期待できます。
頭皮や髪への働き
緊張していたり血流が悪かったりすると頭皮はガチガチに固くなります。
頭皮は髪を育てる土壌で、頭皮が固くなってしまうと毛根への血流が悪くなり、十分な酸素と栄養素を受け取ることができず、髪の成長に影響を与えます。
ヘッドスパには頭皮のリラックス作用が期待できます。
優しくマッサージをすることで、固くなった頭皮をほぐしていきます。
CBDオイルをヘッドスパに使えば、マッサージとCBDの相乗作用が期待できることでしょう。
髪にCBDオイルが付着するとべたつきそうですが、CBD配合でないヘアオイルが販売されているように、オイルには髪にツヤを与えたり保護する働きがあります。
CBDオイルにも、オイルそのものによるこのような働きがあります。
エステサロンによっては頭皮だけでなく肩やデコルテまでマッサージをしてくれて、血行が促されることによる肩こり解消に役立ちます。
パソコン作業を長時間している方などは、肩が楽になることでしょう。
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